1票の格差とは
9月28日の日経新聞で、昨年7月の参院選で「1票の格差」が最大3.08倍だったという記事があったので、『1票の格差』について調べました。
『1票の格差』とは、選挙において投票者の1票の価値が選挙区ごとに異なってしまうことで生まれる不平等な投票差のことです。選挙区内の当選者に対する投票者数によって1票の価値が求められます。言葉ではわかりにくいので例をあげて説明します。
【例】
ゴリラ選挙区
当選者:1名 投票者数:100万名
ラボ選挙区
当選者:1名 投票者数:25万名
この場合、ゴリラ選挙区は100万人で1人を選ぶのに対し、ラボ選挙区は25万人で1人を選ぶことになります。
「投票者の影響力」という視点でみると、ラボ選挙区に居る投票者の方が、ゴリラ選挙区に居る投票者よりも
100万人÷25万人=4
4倍の影響力を持つことになってしまいます。
今度は「候補者の活動」という視点でみてみましょう。
ゴリラ選挙区
候補者①:50万票※当選! 候補者②:40万票
ラボ選挙区
候補者③:12万票※当選! 候補者④:6万票
ラボ選挙区の候補者③(12万票)よりも、落選したゴリラ選挙区の候補者②(40万票)の方が票数は多いですが、候補者②は当選しないことになります。
このように、選挙区ごとの投票者数と当選者数の割合が異なることで1票の差が生じ、不公平な選挙になっているということが、「1票の格差」といわれています。
現在は、選挙区ごとの当選者数の増減を行うことで調整を行っていますが、人口の増減等により調整するのは難しいのではないかと思います。
みなさんも一度、どういう方法が最適なのか考えてみるといいかもしれません。
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